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日本で家を借りるムスリムへ。お祈りのスペース確保やラマダン中の配慮など、物件探しのコツ

日本で家を借りるムスリムへ。お祈りのスペース確保やラマダン中の配慮など、物件探しのコツ
日本で留学や就職を機に、初めて自分の家を借りるムスリムの方も多いでしょう。しかし、日本の賃貸物件探しは独特の文化やルールがあり、さらにムスリムならではのニーズをどう満たすかという課題もあります。

今回は、ムスリムが日本で快適な住まいを見つけるための、物件探しのコツと内見時のチェックポイントをご紹介します。

#### 1. 不動産会社への伝え方
まず、不動産会社に行った際には、あなたの希望を明確に伝えることが重要です。外国人対応に慣れている不動産会社を選ぶと、話がスムーズに進みます。

* **礼拝スペースの希望**:「私はイスラム教徒で、毎日お祈りをします。そのため、小さなスペースで良いので、静かにお祈りができる場所が欲しいです」と伝えましょう。具体的には、「カーペットを敷ける、広さ一畳ほどのスペース」といった形です。これにより、不動産会社の担当者も間取りをイメージしやすくなります。
* **キブラ(メッカの方向)の確認**:内見時には、必ずスマートフォンのコンパスアプリなどでキブラを確認しましょう。礼拝スペースとして考えている場所が、キブラに対して適切な向きに確保できるかを見ておきます。

#### 2. 間取り選びのポイント
* **ワンルームより1K/1DK**:可能であれば、キッチンと寝室が分かれている1Kや1DK以上の間取りがおすすめです。これにより、料理の匂いが礼拝スペースに充満するのを防げます。
* **収納の多さ**:礼拝マットやクルアーンなどを清潔に保管しておくための収納(クローゼットや押し入れ)が十分にあるか確認しましょう。
* **日当たりの良さ**:特にラマダン期間中、日没後に食事の準備をすることを考えると、日中に光が入る明るい部屋の方が、精神的にも快適に過ごせます。

#### 3. 内見時のチェックポイント
* **水回りの清潔さ**:ウドゥ(清め)で頻繁に使う洗面台や浴室の使いやすさ、清潔さをチェックしましょう。
* **音の問題**:アザーンを小音量で流したり、早朝に礼拝したりすることを考えると、壁の薄さや隣人との距離も気にしておくと良いでしょう。角部屋は隣接する部屋が一つ少ないため、おすすめです。
* **近隣の環境**:物件の周りに、ハラール食材店やモスク、公園などがあるかどうかも確認しておくと、その後の生活が格段に便利になります。Googleマップなどで事前に調べておきましょう。

#### 4. 契約時の注意
日本の賃貸契約では、保証人が必要になることが多いです。保証人がいない場合は、保証会社を利用することになります。初期費用として、敷金、礼金、仲介手数料、保証料など、家賃の4〜5ヶ月分が必要になるのが一般的です。事前に資金を準備しておきましょう。

これらのポイントを押さえて、あなたにとって快適で、信仰を守りやすい素敵な住まいを見つけてください。